2024年5月7日火曜日

コンサート無事終了!

『姜建華&二胡合奏団・華園4thコンサート』は無事終了しました。

ご来場くださいました皆様、どうもありがとうございます。チケット完売のため、断念された皆様、また秋に演奏を行うかもしれないで、お時間がありましたら聴きに来てください。 

久しぶりに姜建華先生の生音でのホールの演奏を聴いて、びっくりしました。もの凄い気迫です。東京オペラシティのリサイタルホールは、ピアノや琵琶の音はとても良く響くので、二胡で主旋律を際立たせるのは容易ではないのですが、姜先生は体全部を使って演奏されていました。それでもゲネプロの時は、「ここはピアノと琵琶の音を抑えてくださいね」と何回も最後まで細かく指示をだしていました。


先生と生徒の全体合奏は、先生から早めに暗譜をするように言われていたので、みんな頑張りました。暗譜をしたことで、余裕をもって自分や周りの音をよく聴いたり、姜先生の動きにタイミングを合わせたりすることができました。

二重奏は予想していたよりも難しく、互いの息があまり合わなかったように感じます。誰とでも簡単に会話しながら演奏することができるわけではない、ということを知りました。

姜先生と講師2人の演奏は1番緊張しました。『大河の一滴』を弾いたのですが、出番直前に「小川ではなくて大河ですよ。」と先生から一言。大河のイメージを強く持って演奏を始めましたが、やはり最初は先生の様子を伺う感じで、オドオドしながら演奏してしまいました。でも、先生の動きを見ているうちに、大らかな気持ちでリラックスしながら演奏しなければ、と気持ちを切り替えて演奏できたように思います。

ソロは満足いく出来ではありませんでした。残念・・・。

課題はたくさんありますが、姜先生と一緒に演奏ができてとても嬉しかったです。そして二胡が更に好きになりました。

また二胡練習を頑張ります!






2024年4月19日金曜日

ここは中国?

昨日、グランドプリンスホテル新高輪で行われた『2024 中日 (無錫)産業文化合作交流会』という催しに、姜建華先生と生徒仲間2人と一緒に参加して、『二泉映月』と『賽馬』を演奏しました。

『二泉映月』の作者、阿丙(アービン)の故郷は無錫です。『二泉映月』といえば、姜建華先生と指揮者の小澤征爾先生とのお話が有名ですよね。姜先生は演奏後のインタビューで、小澤先生と親交を深めるきっかけになった17歳の時の『二泉映月』の演奏にまつわるお話をされていました。


会場内は殆ど中国語しか聞こえない空間だったので、ここは中国?と錯覚してしまいそうでした。ステージにはとても大きなスクリーンがあって、そこに映し出される映像の色合いもザ・中国!という感じで、派手でした。


演奏中に綺麗な映像が映し出されていたことには全く気が付かず、写真をもらって初めて知りました。











『賽馬』の時は馬!

私たち日本人の二胡の演奏が、少しでも日中友好の力になれば嬉しいな〜、と思いながら弾きました。

姜建华老师谢谢!


2024年4月15日月曜日

完売御礼!

5月5日に行われる『姜建華&二胡合奏団・華園 4thコンサート』のチケットが完売いたしました!

前回2019年のコンサート開催時は、目標枚数200枚にあと一枚届かず、199枚だったのですが、今回は同じ会場で満席になりました。とても嬉しいです。

姜建華先生の東京での演奏会は4年ぶりなので、多くの方が楽しみにしていらっしゃるのですね。姜先生のコンサートに生徒も加わるので、生徒は責任重大です。生徒一同気持ちを込めて演奏したいと思います!





 

2024年3月28日木曜日

若い二胡奏者、郭佳慶さん

先日、十条にある中国屋楽器店さんに買い物に行ったのですが、その時、若い中国人の男性に出会いました。

彼は二胡を調弦し、おもむろに『江河水』を弾きだしました。びっくりするくらい芯のある強い音色で、私には出せない力強い演奏で、とてもお上手でした。

彼は中国の青島出身で現在日本の大学の一年生とのことでした。中国に住んでいる時は、音楽院の生徒さんではなかったそうですが、週末、中央音楽院の教授、厳潔敏先生のレッスンを毎週受けていたそうです。毎週末、青島から北京まで二胡を勉強をするために通っていたとは、、すごいですね。

https://www.youtube.com/watch?v=P8yUcPOI6I8

実は3月30日に本格的な中国の二胡曲のコンサートを開催するそうなので、聴きに行ってみようと思います。

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郭佳慶 第一回リサイタル

日時:2024年3月30日(土) 14時開演(13時30分開場)

会場:芸術家の家スタジオ (東京都品川区上大崎3-14-58 クリエイト目黒1階)

目黒駅から徒歩7分

チケット:3,000円中国屋楽器店さんで利用できる500円クーポン付き

二胡:郭佳慶  揚琴:李 鑫怡

プログラム(仮):光明行、空山鳥語、燭影揺紅、洪湖主題随想曲、秦腔主題随想曲 ほか

※お申し込みは中国屋楽器店さんまでどうぞ。

2024年3月5日火曜日

もう1人の天才、夏帆さん

以前、バイオリニストHIMARIさんを紹介しましたが、もう1人の天才少女をご紹介したいと思います。

村田夏帆さんです。

https://www.youtube.com/watch?v=BEy-t-SOc-w&t=768s

初めてインターネットで彼女の音を聴いた時は、弦を擦る音が気になったのですが、今はあまり気にならなくなりました。

彼女の演奏には全く幼さがないのです。小さい時から大人のような演奏をしていたことに驚きます。音の正確さ、リズムの正確さ、フレーズの捉え方、表現など、優れた技術と感性の持ち主ですね。

彼女は現在16歳で、東京音楽大学附属高等学校に特別特待奨学生として通っているそうです。 

早く彼女の演奏をコンサートホールで聴いてみたいですし、彼女のインタビューやドキュメント映像も観てみたいです。

2024年3月4日月曜日

追悼の『二泉映月』

 5月5日に行われる姜建華先生と華園のコンサートで、姜先生が『二泉映月』を演奏してくださいます。

姜先生のホームページに、小澤征爾先生への追悼文とお二人の出会いの懐かしい映像がありますので、ご覧ください。

https://jiangjianhua2525.com/



2024年2月21日水曜日

曹徳維先生の『夜深沈』

 2月18日(日)、群馬県高崎市の高崎芸術劇場音楽ホールで開催された二胡コンサートに行ってきました。

霍暁君先生の主催で開催されたコンサートで、霍先生と師匠の曹徳維先生(中国音楽学院教授)の共演や霍先生の楽団の方々との演奏、武楽群先生や龍角散の社長の藤井隆二さん(フルート)との共演もあって、盛りだくさんの構成になっていました。

最初の曲が『漢宮秋月』という通な二胡曲で始まったので、驚きましたが、曹先生の細やかな表現は素晴らしく、曲をご存知ない方でも聴き入ってしまったと思います。

京劇の音楽『夜深沈』(剣舞)の演奏がとても印象に残っています。曹先生は京胡、霍先生は京二胡、霍暁君二胡楽団の方々は、二胡と中胡?低音二胡?で合奏されていました。曹先生と一緒に『夜深沈』を演奏できるなんて、とても羨ましいです。

https://www.youtube.com/watch?v=ELFFxCxdVL0

↑曹先生は、中国音楽学院の学生さんと一緒に演奏しています。揚琴を演奏している女性は、私が中国音楽学院の大ホールで独奏した時に伴奏をしてくれた方です。懐かしい〜。

アンコール曲の「長相思」(朱昌耀作) を胡琴類とフルートで演奏していて、美しいハーモニーとバランスでした。私の生徒さんも東京から聴き行っていて、その方が大好きな曲だったので、とても喜んでいました。アンコール曲はテンポの速い曲を選曲しがちですが、ゆったりとした曲でもよいのですね。

お若い曹徳維先生

 曹先生のCDとDVDはすべて持っていると思っていたら、見たことのないCDとDVDが販売されていたので、購入しました。

 私が持っている京胡は、皮が破れてしまったりヒビが入っていて弾けないので、京二胡を練習してみようと思います。